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【使い方】せんねん灸太陽

鍼灸マッサージ師がおすすめのお灸を紹介します。

今回は、火を使わないお灸の「せんねん灸太陽」です。私は仕事現場で毎年2000〜3000個ほど使っています。とても便利なお灸ですが、他のどのお灸よりも気をつけていることもあります。今回はそのリアルな感想をまとめました。

目次

火が使えない時は太陽

太陽は、老舗メーカーさんのせんねん灸さんが開発したお灸です。

温めたい場所に貼ってしばらくすると、熱くなります。まるでカイロのようですね(でも商品としてはお灸です。)

熱さの感じ方には個人差があるようです。貼る場所や体調でも変わります。

匂いも煙もありません。貼っておしまいなので、とても便利です。

大きさは、直径3センチちょっとで、台座型のお灸よりも広い範囲を温めてくれます。

こんな時に便利
  • オフィスでのデスクワークや、新幹線や飛行機の移動にも
  • 仕事中に、肩や腰が気になった時
  • 忙しくて手当に時間がかけられない時

ツボの位置で悩む方にもおすすめです

メーカーさんの説明はこちらです。

簡単にお灸ができます

使い方は、とっても簡単です。

太陽は個包装されています。そのパッケージを剥がして、上下のシールを2箇所はがした後、温めたい場所に貼ります。

使用時間は2〜3時間です。使用後は、はずしておしまいです。

こんな時に使います

施術現場では、肩こり・腰痛の方や、風邪をひいた後の不調、生理痛や、産後の疲れに使っています。

小さいお子さんがいて火を使えない時や、お灸の煙で喘息症状が出る時も用います。

冷えを温めるというよりは、熱の刺激を加えたい時に使います(冷え改善で使う場合は、カイロや湯たんぽを主に使います)。

おすすめの場所

最初の頃は、大きな筋肉や広いエリアがおすすめです。熱の刺激で、肩こりや背中の張り腰の重だるさをゆるめます。

押して気持ちがいいところ、「温めたいな」と感じたところに使ってください。

私がよく使う場所をまとめました。

太陽が貼れる場所

慣れてきたら、症状に合わせて手や足にも使います。例えば、生理痛や婦人科トラブルで使う三陰交もよく貼ります。

ツボは合ってる?

セルフケア講座では「お灸を始めたいけど、ツボを間違えたら怖い」・「ツボが違っていたらどうしよう」などの質問が必ずあります。ゆるツボでは、セルフケアのツボはだいたいでOKと伝えています。気持ちがいい方がもっと大事です。本や鍼灸師から教わるツボはあくまでも目安です。

太陽はそもそもサイズが大きいので、ずれても大丈夫です。ツボの位置に悩むより、ご自分の気持ちがいい場所を探したり、症状の変化を味わってください。

関節には太陽は貼れる?

太陽は数センチのお灸なので、凸凹した場所や小さな関節には不向きです。

でも膝や肩が痛い時や、肘周りツボを刺激したい時はありますよね。そういう時は、はさむかずらしてご利用ください。

関節周りははさむかずらす

ただそれでも手首から先、足首から先の小さな関節には向いていません。そのエリアは粒の刺激(ピップエレキバンのようなもの)の方がより効果的です。太陽は、大きな筋肉や広いエリアに使うお灸と覚えておくと間違いないでしょう。

本当に注意が必要

太陽は、低温やけどや、外す時に皮膚がはがれることがあります。

私の患者さんもたくさんの方が使っておられますが、ほぼ全員で一度はトラブルが起きています(それでも使うくらい、いい商品であることは間違いありません)

そのため、使い方には注意が必要です。

  • 使用時間を守る(2時間〜3時間)
  • 汗をかいた後は使わない
  • 汗をかく作業の時は使わない
  • むくみやすい場所は避ける

肌に直接貼るタイプなので、気温・湿度、体調には気をつけて使っています。
また(手ぬぐいや肌着など)布の上から使うこともあります。

布の上から貼る場合は、カイロと同じじゃないかな?とずっと疑問に思っているのですが、太陽は貼ってすぐ熱くなって、カイロより熱いです。大きさもツボを刺激するサイズです。このサイズのカイロが販売された時は比較しますね。

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