今回はお灸の老舗メーカー、せんねん灸さんが発売している和紙タイプの台座灸です。施術現場に持っていく台座型(煙OK)は、すべてがこの和紙タイプです。
何を選べばいいか、迷う!
せんねん灸さんのサイトをご覧になった方は、お灸の種類の多さに驚くのではないでしょうか。とにかく種類が多い(そして名前がややこしい!)。
例えば台座型のお灸は
- 火を使うお灸(13種類)
- かおりが選べるお灸(13種類)
- 煙の出ないお灸(3種類)
と多くあります。名前のバリエーションも面白くて、いつもゆるツボ会議で突っ込んでいます。
一箱に入っているお灸の数も違います。
例えば「せんねん灸オフ ソフトきゅう 竹生島」は、市販は5パターン(20個、70個、150個、230個、340個)、業務用も加えるともっとあります。
最初の頃は、お灸を選ぶのに何日も悩んだ記憶があります。
初めてのお灸には、和紙タイプの台座型がおすすめ
せんねん灸で初めてお灸を買うときは、和紙タイプの台座型がおすすめです。台座型のお灸はシールやノリがついていて、肌につけやすく、初めての方でも簡単に使えます。
和紙タイプは、(私が知る限りですが)せんねん灸オリジナル商品です。台座の下に和紙のシールが肌への刺激を和らげます。
使ってみると確かに、ピーク時の熱さがおだやかです。お灸の効果を引き出すために、火が消えるまで貼ったままにしてほしいので、初めて試す方にも続けてもらいやすいお灸です。
まずは、かおりを選ぼう
気になったお灸を購入して試しました。
どのお灸を買ったらいいか迷う時は、まずは香りを決めます。もぐさのかおりを選ぶか、かおりのお灸を選ぶか、決めてください。
かおりが選べるお灸には、他にもいろいろな種類があります。
次に熱さで選びます。
写真のお灸は施術でも実際に使っています。比較的熱さが弱いので、初めての方にもおすすめです。
※写真の分類は、せんねん灸のサイトで書かれている分類と異なります。
かおりが選べるお灸はやっぱりお灸なので、もぐさのにおいもかなり強いです。せんねん灸ショールームが近い方は、ぜひ体験してください。
施術現場ではレインボー・マイルドせんねん灸 ソフトきゅうをよく使います。でも、、、市販では、60個前後入りの商品しかありません(せんねん灸さん、ぜひご検討を!)。慣れてきたら手に入りやすい和紙以外のお灸や、他のメーカーのお灸もおすすめです。
和紙タイプは肌が弱い方や体力が弱っている方にも
和紙タイプの台座灸は、初めてお灸を使う方だけでなく、毎日使う方にも向いています。
熱刺激が他の台座灸と比べてもおだやかなので、体調に自信がない時のお灸にも使います。
お灸をツボに貼って外すまでの流れ
台座型のお灸の手順をまとめました。
台座型のお灸は、ツボを広くカバーしてくれます。セルフケアでは、ツボはだいたいの位置で大丈夫です。
また熱さを感じなくなるまで外さないほうが、心地よさも長続きしますが、我慢はNGです(特にお子さんに我慢させるのはやめましょう)。
もっと詳しく知りたい方は、こちら(せんねん灸ホームページ上のお灸の注意事項)をご覧ください。
いかがでしたか?
お灸選びはたくさん種類があると、すごく迷いやすいと思いますが、
かおり(かおりつき、もぐさのかおり、におい少なめ(スモークレス)+熱さ
で選ぶとわかりやすくなります。みなさまにあったお灸が見つかりますように。